校長室だより

目指す学校像

  • 本校は、明治44年10月6日、川崎町立女子技芸補習学校として創立され、川崎町立実科高等女学校、川崎高等女学校、川崎市立川崎高等女学校と改称し、学制改革により昭和23年、川崎市立川崎高等学校となり現在に至っています。これまで100年余の歴史を築く中で、時代とともに社会や市民の要請に基づいて変遷する中、その役割を果たしつつ多くの有為な人材を世に送り出してきています。

    普通科においては、これまでの一人ひとりの将来の自立に向けた進路実現のための3年間における教育活動から、中高一貫教育校としてICT活用や探究活動等を取り入れ、「国際都市川崎をリードするたくましい人材の育成」を目指した6年間を通した教育活動へと改革を進めているところです。
     
    専門学科の生活科学科では、「生活関連産業のスペシャリスト」をめざして、私たちの生活や生活産業などについて専門的な知識と技術を科学的、体験的に学び、ものづくりで社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

    福祉科では、「福祉のスペシャリスト」をめざして、第3学年の修了時に国家資格である介護福祉士の受験資格を得ることができる介護福祉士養成校として厚生労働省・文部科学省に指定されています。社会福祉の知識や技術を学び、施設実習や社会人講師の授業を通して資格を取得し、福祉社会で活躍する専門職の育成をめざしています。

    川崎市立川崎高等学校には、このように異なる目標をもつ学科が、同じ学び舎にありますので、生徒の皆さんには日ごろの教育活動の中において、自分自身と他者との異なる考えや目標を意識したうえで、重なる思いや願いを見出し、お互いの活動を尊重し、認め合い、学び合いながら、充実した学校生活にして欲しいと考えています。
     学校としても、皆さんの期待に応えられるよう『こころ豊かな人になろう』の学校教育目標のもと、生徒と教職員がこころを通わせた「きめの細かい指導」を大切にし、一人ひとりの「高い志の実現」を目指して日々の教育活動に取組んでまいります。



    川崎市立川崎高等学校長 岩木 正志