令和4年度 

 

学校長挨拶

 

 4月6日、希望に満ちた120名の新入生と熱い心をもった新しい教職員を迎えて、令和4年度が始まりました。2014年の開校以来、毎年本校の歴史創りに関わる人が増えてくることに喜びを感じます。新しい出会いを大切にし、人の輪を大きく広げていきたいと思います。

ここ2年間の学校生活は、新型コロナウイルスの出現により大きな打撃を受けました。仲間と語り合う場や共に学び合い活動する場の多くが奪われ、思い切り声を出したり、駆け回ったりする機会がなくなりました。保護者の方にとっても、今子どもたちがどんな取組をしているのか、直接見る機会が削減され、校内で子どもたちの活動に感動する場が失われました。人とのかかわりや直接体験を大事にする学校の存在意義が改めて認識されたと感じています。そのような中でも進展したものがありました。ICT活用です。今から10年前、私はフィンランドとスコットランドの知り合いを訪ね、学校の見学や先生方と教育の話をしたことがあります。そのとき、「日本の教育は進んでいると聞いていたが、まだチョークと黒板で授業をしているのか」と驚かれました。確かに見学した学校は、全教室に壁掛けプロジェクタが設置され、パソコン、その他教材・教具が豊富に用意されていました。10年前の話です。今回のパンデミックでも、当たり前のようにオンラインで素早く対応していました。もちろん、チョークと黒板のよさはあります。しかし、今回の事態を乗り切るには、別の力が必要でした。

 本校は、人権感覚豊かで高い志をもって学び続け、国際都市川崎をリードするたくましい人を育てることを目指し、「体験・探究」「ICT活用」「英語・国際理解」を3つの柱として教育活動を進めています。ICT活用に力を入れていたことは、コロナ禍の対応に関して私たちの強みとなりました。これからは引き続き感染防止対策を徹底しつつ、さらにステップアップして、少しずつ生徒の躍動する機会を取り戻していきたいと思っています。

The only source of knowledge is experience.

「何かを学ぶためには、自分で体験する以上によい方法はない」

 これは、物理学者のアインシュタインの言葉です。本校の今年度のテーマは、「わくわくがとまらない授業の実現・一人一人が光り輝く活気ある学校の創造」です。「わくわくがとまらない授業」とは「好奇心が刺激され、学ぶことが楽しいと感じる授業」であり、「生徒が主役となる授業」です。実は、アインシュタインはこの言葉の前に、Information is not knowledge.「情報は知識ではない」とも言っています。ただ知っているだけ、暗記しているだけでは、真に身についた知識ではないということです。本校では、3つの柱の一つに挙げているように「体験を通して学ぶ」ことを重視しています。「何を学ぶか」だけでなく、「何ができるようになるのか」「どのように学ぶのか」を大切に考えています。コロナ対応はしばらく続くものと思いますが、その中でも生徒にとってよりよい学びの在り方を追求し、様々な人とかかわる活動や豊かな体験の場を工夫することで、生徒たちがたくさんの感動を味わう機会をつくっていきたいと考えています。そして、生徒も教職員も一人一人が生き生きと輝くことのできる学校を目指します。本校への進学を考えているみなさん、ぜひ一緒にわくわくする6年間を過ごしましょう!

 

 

 

 

 

川崎市立川崎高等学校附属中学校

校 長  植 村 裕 之

 

 

 


 

 令和3年度 学校長挨拶 [ 372 KB pdfファイル]

 

 令和2年度 学校長挨拶 [122 KB pdfファイル]